第46回 川中島合戦戦国絵巻 ― 秋の戦国絵巻、笛吹に甦る

山梨県笛吹市が誇る秋の一大イベント、笛吹市秋祭り。そのメイン演目として位置づけられているのが、戦国時代の合戦劇を参加型で再現する「川中島合戦戦国絵巻」。今年はその第46回の開催が決定し、歴史ファン、地域の皆さん、そして体験を求める観光客に向けに、熱気と感動を届ける一日となる予定です。
今年は、武田信玄役に神保悟志氏、上杉謙信公役に寺島進氏を迎え、参加者だけでなく観覧される方もより一層楽しめる内容となっています。
歴史背景:川中島合戦とは何か
「川中島の戦い」とは、戦国時代、甲斐国(現在の山梨県)を支配していた武田信玄と、越後国を拠点とした上杉謙信が、信濃国(長野県を中心とした地域)を巡って繰り返し戦った一連の合戦です。
特にもっとも激しい戦いとされる 第4回合戦(永禄4年の八幡原の戦い)をモチーフにした再現が、本イベントの中心になります。
この合戦の再現を通じて、観客は単なる鑑賞者ではなく、戦国の息吹を五感で味わう“ライブ絵巻の一員”となるのです。
開催概要・スケジュール
開催日:令和7年11月9日(日)
時 間:13時00分頃~開戦 ※雨天決行(荒天による中止もあり)
会 場:笛吹市役所前 笛吹川河川敷(山梨県笛吹市石和町市部777)
観 覧:観覧は無料
より楽しむためのポイント
早めに観覧場所を確保
合戦の動線や入陣行進ルートがあるため、開始前から良い位置を確保しておくのが望ましい。
役者・隊列の進軍シーンも必見
市部通りなどを使った進軍行列は「戦国の再来」を感じさせ、通り沿いの観客から大きな注目を浴びます。
撮影・記録も楽しみのひとつ
甲冑姿、合戦シーンはビジュアル的インパクトが強く、映像・写真で残す価値があります。ただし演出上の安全配慮もあるため、撮影禁止エリアには要注意。
お祭りの付帯イベントも楽しむ
露店やキッチンカーなども併催されますので、合戦だけでない秋祭り全体の賑わいも魅力。
まとめ:歴史と現代が交錯する一日
第46回川中島合戦戦国絵巻は、ただの博物館展示でも演劇でもなく、「参加」「体験」「演出」が一体となった現代の歴史絵巻です。観客は戦国武将を目の当たりにし、参加者はその一部となって戦場を歩む。まさに“時代を超えたドラマ”が笛吹市で繰り広げられます。
今年も、そのドラマの一場面を、あなた自身の手で刻んでみませんか。